達人に聞くvol.5 宇田大志さん

楽しく成長するためのコツを、達人な方々にお聞きするシリーズ。第5弾は、宇田大志(うだ たいし)さん。
YouTubeで宇田さんにお世話になっている方、多いと思います。そのチャンネル登録数は5万超、ジャズギターを扱うアカウントとしては驚異的です。観てて飽きないのは、コンテンツの面白さもさることながら、宇田さんのお人柄や語り口なのかな。万が一、未だご覧になっていない方がいらっしゃったら、是非、確認してみてください。
https://m.youtube.com/channel/UCKRRpU8ObWyWivLW2lysokw

■始められない時、集中できない時の切り札

「始められない・集中できないのは、やらなくてもいいと思ってしまう環境にいるからだと思うので、環境を見直すのが一番良いと思います。例えば、いつもテレビを見ているリビングのソファではなかなか練習出来ないけど、貸しスタジオに入ったらあっという間に1時間経っていたという具合です。練習に専念できる空間を作る事。すぐに取り掛かれるように機材や教材など常にセッティングしておく事。」
(参考)ギター練習の集中力を維持する方法【飲みトーク#45】

■理論を実践に昇華させるには?

「新しく覚えた事や練習した事を、実践の場で回数こなす事だと思います。例えば新しいアドリブソロのアイディアが浮かんだとして、家の練習で20回弾いたとしても数日後には忘れてしまいます。しかしセッションなどの実践ではそれを1回弾くだけで、結構頭の中に定着する事が多いです。」
(参考)ジャズの練習について、効果的な練習方法とは 【飲みトーク#6】

■いまの自分を乗り越えるコツ(次にやるべきこと)

「自分自身を客観的に分析して、取捨択一していく事が大事だと思っています。自分は今こういう事がしたいけど、こういう能力が足りないから、こういう練習をしよう。という感じで、練習一つとってもよく考えながらする事です。あと練習と実践の両方をバランス良く行う事が大事だと思います。」

◾️宇田大志(うだ たいし)さんプロフィール


1986年生まれ。岐阜出身。A型。
14才からギターを始め、20才の頃プロを目指し上京。東京スクールオブミュージック渋谷専門学校で基礎から学び、同時にブラックミュージックに興味を持ち始める。卒業後はJAZZに転向し、宮之上貴昭氏に師事。
・第32回浅草ジャズコンテスト、ソロプレイヤー部門金賞受賞。
・2015年 GIBSON JAZZ GUITAR CONTEST 準グランプリ。
・著書「3年後、確実にジャズ・ギターが弾ける練習法」(模範演奏CD付)

「3年後、確実にジャズ・ギターが弾ける練習法」

◾️最後に(編集者から)

企業や企業人の間では、数年前から「課題発見力」が注目されています。組織や事業の進化やイノベーションのためには、課題を見極める力が大事であると。宇田さんをはじめ、達人の方々のインタビュー回答をお聞きしていると、ジャズギターの上達も同じなんだな、と今更ながら思います。宇田さん、お忙しい中ありがとうございました。

【ご案内】twitterにて記事の新着をお知らせしています。https://mobile.twitter.com/jazzguitarnote

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