達人に聞く VOL.30 露木達也さん

第1回の森孝人さんから7年、ようやく「達人に聞く」の連載が30回の大台に乗りました。ご恩やご縁だけを頼りにした突撃系のお願いにも関わらず、ご協力くださった30人の皆さま(うち2名はAIギタリスト)、改めて御礼申し上げます。

そんな記念すべき30回を飾ってくださったのは露木達也さんです。以前からお名前は存じあげていましたが、今回、ベースの中村新太郎さんからボーカルトリオライブのお誘いを頂き、ご挨拶することができました。イメージの通り、いわゆるジャズギターの枠に収まっていない演奏、面白かったです。

では早速、いつもの質問を。露木さん、宜しくお願い致します。

◼️始められない時、集中できない時の切り札

始めるというよりも、音楽やギターを日常の一部にする事です。

食事や家族、友人との会話と同じ。練習する部屋のインテリア、ギタースタンドや譜面台や小物など、お気に入りの品を集めるのも良いかもしれません。沢山素晴らしい音楽を聴く、ライブに行くのも良いと思います。

◼️理論を実践に昇華させるには?

自分が美しいと感じた音を、最初は個人練習から初めて、セッションやライブなど、人とのアンサンブルの中で何度も試して血肉にしていく事でしょうか。

矛盾する様ですが、美学を持ちながら、人との演奏ではそれを忘れるという事も重要かと思います。

◼️いまの自分を乗り越えるコツ(次にやるべきこと)

今の自分に足りない小さな事を見つける事に尽きると思います。

落ち込まずに楽しんで、一つ一つクリアする事が楽しみになると上達しますね。そこが自分の原動力です。

◼️露木達也さんプロフィール

https://tatsuya-tsuyuki.com

湘南出身、在住。
Music College MESAR HAUSE 卒。ジャズギターと音楽理論を東海林由孝氏、加藤崇之氏に師事。クラシックギターをAriel Asselborn氏に師事。

ジャズとボサノバをベースに様々なミュージシャンとのライブ、セッションを精力的に行う傍ら、カフェやレストランでのコンサート企画、TVドラマ、CM、ゲームなどのレコーディング、主宰するギター教室Rotoma Music Schoolでレッスンなど、演奏と指導の両面から精力的に活動している。

2014年ソロアルバム”agora”を発表。ボサノバスタンダードやオリジナルを中心した楽曲を繊細なヴォイスと本格的なギターサウンドで包んだ美しく爽やかな世界観は様々な音楽誌で紹介され好評を博す。

https://ototoy.jp/feature/20141002

◼️最後に(編集者から)

露木さんはブラジルに浸かっていた時期があり、そのご経験を演奏スタイルにも取り込んでいらっしゃいます。ぜひ皆さんもライブに足を運んでみてください。

露木さん、ライブ終わりでお疲れななか、取材のご協力ありがとうございました。

(追記)「達人に聞く」でもお世話になった中牟礼貞則さんが、先月(2026年6月)に他界されました。眼光鋭く、ご自身にも厳しく、最期まで自分を貫く生き方には凄みさえありました。ご冥福を心からお祈り申し上げます。

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