ルーパーを使って自分の演奏を客観的に聴くと、リズムのヨレやキレなど、気を抜いた時の酷さが、あからさまに分かります。音声録音より、ギターアンプから再生される分、リアリティがある感じ。伴奏やアドリブのトレーニングに、あると便利なツールです。
◼️シンプル機能の定番ルーパー
私が最初に買ったルーパーは、見た目も使い方もシンプルなtc electronic「Ditto Looper」(最長5分)です。
tc electronic「Ditto Looper」
DC9V、48 × 48 × 93mm
¥10,454(SoundHouse 2019/04/14)
レコーディングするのは、1曲丸々ではなく、最長でも1コーラス分(リードシート1巡分)です。録音時間が5分と聞くと、なんだか短い気がしていたのですが、使ってみると、必要にして充分だと分かりました。
このルーパーは機能最小限で分かりやすい。唯一、残念に思うのは、停止させたい時にフットスイッチをダブルタップする仕様であること。特別難しい操作でもないのですが、踏み損ねも多く、少々ストレスに感じます。
◼️停止スイッチが独立した上位機種
そんなことで、独立した「停止スイッチ」のあるコチラを購入してみました。
tc electronic「Ditto X4 Looper」
9V DC/300mA、235 x 145 x 57mm
¥27,864(SoundHouse 2019/04/14)
わざわざSTOPスイッチ入りが売られているということは、私と同様のストレスを感じる方が一定数いらっしゃるのでしょう。
これでループ停止が1タップで可能となりました。また、デュアルトラック機能を備えていて、ループ1にループ2を重ねた伴奏パターンを作ったり、ループ1の後にループ2を再生させる、といったことも出来ます。
◼️Ditto X4 Looperの使い方
基本的な使い方は簡単。ただ見た目にツマミやスイッチが多く、難解なイメージがあるので、備忘録として下記に記しておきます。
❶ループの録音
・1または2のLOOPスイッチを1回踏み録音(赤LED点灯) 最大5分
・同スイッチを踏み停止(緑LED点灯) →そのままループ再生
❷オーバーダブ(元ループに音を重ねる)
・再生中に、そのLOOPスイッチを再び踏み録音(赤LED点灯)。
・再度LOOPスイッチを踏み録音終了。→そのままループ再生。
・再生中に1.5 秒以上ホールドで、最終テイクを消去。
・さらに1.5秒ホールドで、消去テイクが復活。
❸ループの停止
【片方だけ停止】ダブルタップ。
【両方とも停止】STOPスイッチを踏む。
❹ループ消去
【片方だけ消去】ダブルタップで停止、さらに1.5秒ホールド(音が鳴ってしまう)で消去。
【両方とも消去】STOPスイッチを1タップ、さらに1.5秒ホールド(音は鳴らない)で消去。
7つのエフェクトを含めて、もっと多機能なルーパーなのですが、とても私には使いこなせないでしょう(苦笑)。他にも、やるべきことが山積みだし。
◼️停止スイッチが独立した中間機種
Ditto X4 Looperも多機能で悪くないですが、正直なところ、大きすぎる。まだルーパーをお持ちでないなら、停止スイッチのついた中間機種の「DITTO X2 LOOPER」がオススメです。
tc electronic「Ditto X2 Looper」
9V、135 mm x 113 mm x 54 mm、512 g
¥20,304(SoundHouse 2019/04/14)
◼️最後に
寄り道らしからぬ、何のサプライズもオリジナリティもない、フツーの機材紹介になってしまいました。いづれ穴埋めの続編を書きたいと思います。そして、もし未だ、ルーパーお持ちでない方がいらっしゃったら、強くご購入をオススメします。きっと練習が楽しくなります。
【ご案内】twitterにて記事の新着をお知らせしています。右手の改造に本気で取り組むこととし、対応に時間を割いているため、記事執筆が滞りがちです。ご了承ください。