サロン紹介 菅野義孝さん

コロナ禍によって、生ライブや生セッションが激減し、演る側・聴く側ともにネット依存度が高くなりました。そのため、ネット上の教材や音源が急増、対話や交流を組み込んだ有料サロンも増えています。

「達人に聞く」連載でインタビューさせて頂いた、森孝人さん「MusicTV」や名取穣一郎さん「ジャズギター スタイル マスター」のサイトは老舗中の老舗、優良コンテンツも満載です。

新たに立ち上がったサイトの情報量は、そうした老舗サイトには到底及ばないかもしれません。ただ私たちが追っかけているのは音楽の世界。多様なギタリストのアイデアやアプローチに接することが出来る、選択肢が拡がった今の状況は、本当にありがたいことだと思います。

今回は、教則本「目からウロコ」シリーズや「1日合宿」で有名な、菅野義孝さんが開いている会員制サロンをご紹介したいと思います。

菅野義孝「ジャズを学ぼう」
https://jazzmanabow.com/

■圧倒的なコストパフォーマンス(月額¥980)

「トライする人が全員できる!もちろんあなたも。挫折の原因を全部取り除いた『次世代アドリブ練習』で夢を叶えましょう!レッスン実績20年。教えるスキルを日々研究しています。菅野義孝にお任せください!」これがサイトの見出しコピー。

菅野さんの教則本を見たことがない人はピンとこないかもしれませんが、菅野さんほど、教えるスキルの探求をされている方は少ないと思います。にもかかわらず、豊富なコンテンツが見放題で月額¥980(税込)、というサブスク設定。他を圧倒するコスパです。

■教則本連動コンテンツ

他サロンとの大きな差別化ポイントは、菅野さん自身の教則本と、サロンのコンテンツが連動していること。やっぱり紙の教則本には、紙本ならではのメリットがある訳で。紙本で表現できないところや、より強調したいところが、ネット動画で担保され、更新・進化しているという複合教材は、他に例がないかもしれません。

「ネットで観てても、どーも頭やカラダに入ってこない」或いは「教則本で見てても、どーも理論偏重でクラクラしてしまう」という方。お試しに如何でしょうか。

■週1オンライン座談会

有償会員を対象に、週1でオンライン座談会が開催されています(月1じゃなくて週1ですよ!)。今のところ、事前にお題は決めず、菅野さんがホストになって、その場で参加者から質問を募る形。意見や感想を交換したり、菅野さんがアドバイスをくれたり、といった流れになっています。

参加されている方々のレベルは幅広いように思います。初心者でも全く臆せず、安全に参加できるところが、この座談会の特徴。人数は10人前後でしょうか。菅野さんのお人柄も反映してか、閉鎖感は全くなく、オープンな雰囲気です。

■菅野さんにインタビュー

と、ここまで書いたところで、菅野さんに直接コメントを頂くことにしました。

(1)コンセプトやコンテンツなど、独自性あるいは差別化を意識されているポイントはありますか?

「練習内容とその順番を学習者目線で並べました。先生目線だと大きな壁がいくつもできてしまいます。学習者目線なら階段を上るように順調に進むことができます。」

(2)今後のご予定、或いはやってみたいことなどありましたら

「挫折ゼロを目指して、ジャズ人口を今の10倍にすることが目標です。」

(3)どのような方に参加してほしいですか。

「初めてトライする方、挫折を経験したことがある方、伸び悩んでいる方に見ていただきたいです。」

■現時点(2021/09/29)での全体構成(進化してます)

・アドリブ練習:基礎編、教則本との連動動画

・予備知識などなど:TIPS動画的な

・バッキング:ハーモナイズドベースラインなど

・セッションしよう!:様々なキーで代表的な曲を菅野さんとセッション
「Rhythm Change」「Donna Lee」「酒バラ」「Just Friends」「Blues」
「枯葉」「Another You」「I’ll close my eyes」「Happen to you」ほか

・ソロギター:タイトルそのまま
「All the things you are」「Someday my prince will come」

・ひとやすみ:菅野さん愛用ギター紹介

・弾いてみた♫:曲当てクイズ

■最後に(編集者から)

コロナ禍前、新しいインプットや刺激が欲しいときに、菅野さんの1日合宿に参加させていただいていました。もう長らく休止になっていますが、再開されることを期待しています。遠くて合宿参加が難しい方にもサロンはお勧めです。月額コーヒー2杯分、月単位で退会自由。覗いてみては如何でしょうか。

今回の記事は、菅野さんに頼まれての提灯記事ではありません。数ヶ月、サロンに参加させて頂いての公平な取材に基づいています。念のため。

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ことジャズギター教材コンテンツという面では、かつてない贅沢な時代になりました。隔世の感があります。ただ、これだけネットにコンテンツが溢れてくると、うまく狙い撃ちしないと、情報に溺れて迷子になってしまいます。

まず、大切なことは「課題」の設定ではないかと思います。目指す方向に効率良く自分を近づけていくために、今の自分の課題を意識し、目的を持って練習する。そして、課題が見えていれば、フィットするコンテンツを探し当てられる確率も高くなります。

一方で、集中してギターを弾くことに飽きたら、面白そうなコンテンツを、ダラダラ見るのも有効。気づかなかった視野や盲点に出会えるかもしれません。ネット環境下で、自分にフィットしたコンテンツに、偶発的に出会い、その価値に気づき、取り込むことが出来るか?というテーマ。それはそれで奥深く、追求する価値がありそうです。

さらに!最大の注意点は、観ただけで、身についた気にならないこと。これは教則本でも起きる、恐ろしい病です。膨大なネットコンテンツに翻弄されて、ギター弾くべき時間を犠牲にしていないか?を自問。ホント、お互いに気をつけなくちゃですね。

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全て受けられる訳ではありませんが、他サロンの自薦他薦ありましたら、ご一報いただければ幸いです。今回はココまで。ありがとうございました。

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