思い出したように1年に一度くらい、oleo (循環曲)に取り組みます。取り組みますが、セッションでは演りたくない曲の代表格です。曲自体は美しい。でも何故に、セッションでは普通の速度で演らないのか。
♩=200前後の速さで演奏しても、楽しむ感覚が持てない。曲のスピードに、アタマやカラダの処理スピードが追いつかないので、歌う余裕もなく、必然的に手グセで弾いてしまう。リズムも甘くなる。この先、私の腕が飛躍的に向上したとしても、その気分が変わる気がしない。
そんな詰まらない愚痴はさておいて、練習でoleoに取り組むのは楽しいです。繰り返される循環パターンの上で、より気持ちよく、如何にカッコよく成立させるか。他曲にも応用できる要素が満載、奥が深い。
気分や設定次第で練習は楽しくなるし、意味のある内容にすることが出来る。少しでも快適に練習に取り組めるよう、その環境づくりを楽しむことも、寄り道的には重要なテーマです。
今回は、そんな練習を取り巻く小物たちを確認したいと思います。
◼️ギタースタンド(置き型)
普段は壁に吊っているので、練習のときに、手元でチョコッとギターを置くためのスタンド。
これまで、ヘッドを吊るもの、ボディとネックを支えるものなど、ギタースタンドを色々と試してきました。その結果、自宅練習用はこれに落ち着いています。高さがなくて目立ち過ぎない。折り畳めるので、サクッと出して、サクッと仕舞える。
・On Stage Stands「GS7655」
さらに重要なポイントは、立てた時の角度。後ろに大きく倒れるモノはいただけない。このスタンドは、いい感じの角度で、フルアコを垂直に近い形で立ててくれます。
この角度の違いは試してみないと分からない。有名ブランドだからと油断は禁物。ストラト用とフルアコ用と、ボディの厚さでもスタンドの種類が異なります。ギタースタンドを購入する際は、丁寧に確認して購入されることをお勧めします。
◼️楽譜台(読書台を代替)
ライブや屋外セッション用にスタンド付き譜面台は持っているのですが、自宅で弾くには大袈裟です。私はリビングで弾く機会が多いので、ソファの前テーブルに、チョコッと置ける譜面台として、コレを使っています。
・Reodoeer 超薄型ブックスタンド(白)
選ぶ時にオススメしたいのは、読書台(どくしょだい)まで拡げて探すこと。譜面台(ふめんだい)として専用に売っているものより、種類も豊富です。
この読書台の素晴らしいところは、薄い板になるまで畳めるところ。便利です。
◼️楽譜クリップ(紙幣クリップを代替)
譜面台に楽譜を載せた時に、ページがめくれて不自由に感じることがあります。バックの中に、大きなクリップを忍ばせていたこともあるのですが、わざわざ取り出して装着して、というのが面倒くさい。
そんな課題に応えてくれるのが、この紙幣クリップです。
・アメージングクラフト ステンレスマネークリップ
(国産、ステンレス製、約幅2cm×長さ5.5cm)
黒本などに、常に装着しておけるので、邪魔にならないのがポイント。重宝しています。
◼️クリップ型チューナー
私は自称チューナーオタクです。クリップチューナーも色々と試してきましたが、ピータソンのコレが最も快適です。
Peterson クリップ式ストロボ・チューナー 「StroboClip HD」
反応が素早く、精度は0.1セント(半音の1/1000)。使い慣れると、他のチューナーに戻れない。オススメです。
◼️メンテナンス用ネック台(ネイルサロン用アームレスト)
メンテナンスは専門家に頼んでいるので、これを使うのは弦を張り替える時です。ギターメンテナンス用ネック台として専用のモノが売られていますが、コレはネイルサロンが使っているアームレスト。種類も豊富です。
・アームレスト(ハンドピロー、腕枕)
最低限10cmくらいの高さが必要なので、低過ぎるものを買わないように要注意。高さが低いと、ギターを寝かせた際に、ペグやヘッドが当たってしまいます。
絶対にやってはいけないのは、このアームレストのファスナーを開けてしまうこと。地獄を味わえます。
◼️最後に(編集者から)
ツール類は過去にも幾つかご紹介しています。
https://jazzguitarnote.info/category/tool-gadget/
練習に大切なことは、気分と頻度と中身。ツールはあくまでも、その補助ですが、寄り道しながら整えていくことが楽しい。また折見て、ご紹介させてください。
以上、シルバーウィークを楽しく過ごすための小物特集でした。