昔からTVドラマ「刑事コロンボ」が好きなんです。学生の頃は、彼の愛車であるプジョーのコンパーチブル(403カブリオレ)に乗りたい、なんて言ってました。
最近になってfuluで、全編69話(1968-2003)が公開。fulu最高です。当然、コロンボファンとしては、全編視聴しない訳にはいきません。
いざ視聴するにも、1本73分または98分のドラマなので、1日に1-2本が限界。日々の自由な時間も限られるなか、ギターを弾く時間を削って、或いはギターを弾きながら、視聴する羽目に。結局、見終わるのに1ケ月以上掛かってしまいました。
ちなみに、日本で刑事コロンボのテーマとして知られている曲は、厳密には違うらしい。もともと刑事コロンボは、4作品をまとめた番組の1コンテンツ。私がテーマだと思っていた曲は、このシリーズ全体のテーマソングなのだそうで(曲名Mystery Movie Theme)。
そのコロンボのテーマ曲(?)。口笛のような音色のメロディ楽器が気になったので調べてみました。オンド・マルトノという電子楽器で、モリス・マルトノという方が1920年代に開発したものだそう。小型オルガンのような鍵盤と大小スピーカーの組み合わせで構成された楽器ですが、無理やり真似ればスチールギターで雰囲気出せるかなー
さて、前置きはココまで。刑事コロンボと酒バラ。何の共通点があるのか。
ジャズに詳しい方には既知のことかもしれないのですが、このコロンボのテーマ曲っぽいMystery Movie Themeと酒バラ、ともに、ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)さんの作曲なんです。
マンシーニさんは、他に、Moon Riverも作曲してました。Moon Riverは、映画「ティファニーで朝食を」の主演、オードリー・ヘプバーンが、1オクターブと1音しか音程が出せなかったので、彼女に合わせたメロディ音域になっているのだとか。初心者向けの課題曲として取り上げられることも多いですが、そんなシバリを受けてのメロディだったなんて。なるほどなあ、と感心です。
急に、酒バラやMoon Riverが身近に思えてきました。刑事コロンボを観る度に、酒バラが弾きたくなる、というパブロフの犬症状まで出そうです。
よくあるジャズ蘊蓄の域を語るには畏れ多いので、今回は短く、このへんで。申し訳ないことに、他者さまのホームページからの拾い集め記事になってしまいました。コロンボfulu.公開記念ということで、ご容赦ください。