教則本 棚卸 vol.1矢堀孝一さん理論本

上達しないジャズギタリストに、共通の特徴があります。

  • 圧倒的に練習が足りないのに、忙しさや疲れを言い訳にして、真剣に時間を作らない。
  • 自分の未熟さに焦り、神(紙)にもすがるつもりで教則本を買うも、使いきれない 。
  • 遅々として上達も進まず、次々と教則本を買い散らかす。その悪循環で年月を過ごす。

ダメだよ、ホントに。近道はない。分かっているはずだ。と、自己反省を繰り返してきた私。上達は確実に練習時間に比例します。そして私は何十冊も教則本を所蔵しています。
教則本を読み散らかすメリットを、無理矢理に挙げるとしたら何でしょう。

  • 新たに本を買う事による「好奇心盛り立て」効果
  • 分からなかった事項が「別角度からのアプローチで見えてくるかもしれない」効果
  • 時間を空けての読み返しによる「反芻学習」効果

ジャズ理論はソコソコ難しいので、ただ読み通しただけでは、アタマに入って来ないし、残りません。ましてや身につく訳もない。ノートに整理したり、弾き込んだりして、ようやくホンの少しだけ断片的なことが残ってくれる感じ。凡人には集中力の限界もある。
そんな高い壁に挑むときは「如何に楽しみながら、メゲズに続けられるか」の視点も大事なこと。「寄り道」学的には教則本を買い漁るのも、長い目で見れば一利はあるのかな。ということで、今後、少しづつ教則本の棚卸をおこない、ご紹介をしてゆきます。
記念すべき棚卸の第1号はコレ。

矢堀孝一著「かんたん入門 ジャズ・ギター理論」
・A5版、全102ページ
・種別:ジャズギター理論
・初版1997/07/01、シンコーミュージック、税別¥1,000-
私は本を持ち込み長風呂する趣味があるのですが、何回か読み込んだので、中のページがシワシワになっている(笑)。

矢堀孝一「かんたん入門 ジャズ・ギター理論」

この矢堀さんの本は「奏法」編と2冊セットになっていて、ジャズギターを始めた頃、たいへんお世話になりました。小さくて薄い本ながら、とても分かりやすく解説されていて、ジャズとジャズギターに関する理論の全体像を見渡すことができます。

目次は下記の通り。
第1章 キー(調号)
第2章 音程
第3章 コード
第4章 テンション
第5章 ダイアトニック・コード
第6章 コード進行の基本
第7章 ケーデンス
第8章 代理コード
第9章 その他のコード機能
第10章 偽終止
第11章 クリシェとペダルポイント
第12章 転調
第13章 スケールの種類と使用例
私はこの本の前に、鍵盤用の理論本を読みました。鍵盤は音が一直線に並んでいるので、ギターとは違った分かりやすさがある。そのあと間を空けずに、この本を読んだので、比較的、アタマに入って来やすかった記憶があります。
また、理論を齧った方は分かると思いますが、難しいことを難しく書いてあったり、簡単なことを簡単に書いてある本は巷に沢山あります。しかし、難しいことを簡単に書いてある本はそんなに多くない。流石、矢堀さんの解説は分かりやすい。
(余談)何故、出版社は「かんたん」「あっという間に」「今日から弾けちゃう」とか、安易にタイトルに付けるのでしょう?「理論と言っても苦手意識をもたないで」という意図は分かります。お約束なショルダーではあるのですが、もう少しコピー的に工夫があっても良い気がします(苦笑)。

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