あまりに前回から間が空いてしまって、半死状態になっているため、今回は場継ぎ記事となります。取材したいテーマはストックしているのですが、練習やセッションを優先したいこともあり、なかなか時間がつくれずにいまして。
◼️楽譜が譜面台に載らない
とある演奏家のアドリブを採譜しました。公開許諾をとっていないので、どなたの、どのテイクかは明かせませんが、3コーラスのアドリブを取られているため、A4縦5枚を横に繋げた長さになりました。
通常、譜面台はA4縦2枚を横に並べるサイズ(A3横=黒本見開き)を載せる設計になっています。幾つか譜面台を所有していますが、モノによっては横にバーが伸ばせて、A4縦3枚を横に並べるくらいはいけるかもしれません。流石にA4縦4枚以上を、譜面台に載せるのは厳しそう。
◼️iPadとページめくりスイッチ
楽譜をA4単位1枚づつiPadに取り込んで、ページめくりスイッチで対応することも、チラリと考えました。これなら何十枚の楽譜でも対応可能です。
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Donner Page Turner 譜めくりペダル ハンズフリー(左下写真)
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・ジャズのセッション(自宅外)で、A4縦2枚を超える枚数の楽譜を見ることがありません。使うのは、今回のように、アドリブを採譜して自宅で練習する時だけ(バンドだと枚数多めの時もあります)。
・自宅の練習環境では、足元に、ペダルチューナー、ブースター、ルーパーが並べてあります。アンプもあります。出来るだけシンプルな環境で済ませたいし、余計な機材を増やしたくない。
・iPadにスキャナーで楽譜を取り込むの、結構面倒なんです。そして練習しながらポジション訂正やメモを頻繁に書き込みするので、今のところ、iPadより「紙」の方が便利。
そんなことで、原点に帰って、A4縦5枚の「紙」の楽譜を並べる方法を模索します。
◼️まずは段ボールを繋げて
まずは家族が提供してくれた段ボール板の破片4枚を、クリップで留めました。機能性は充分。これはこれで、なかなか味があって良いです。
◼️ちょっとだけ見栄えを工夫
段ボールでも良かったのですが、練習環境をリビングルームのど真ん中に常設しているため、多少見栄えを意識しておかないと、家族から撤収命令を出されてしまいます。
対策として、段ボールに代わる資材を近所の百円ショップで買ってきました。A3サイズの透明PPカードケースを2枚、合計¥220。購入の際、真ん中で持って、グニャリと折れない程度の「硬さ」を有しているか否かに留意しました。柔らかいモノも売られているので要注意です。
◼️メンディングテープで繋ぐ
真ん中をメンディングテープで繋ぎ、A3サイズ2枚を横に拡げた形にして、譜面台に載せました。使わない時は半分に折り畳むことが出来ます。
◼️完成です
無事にA4縦5枚の楽譜を、譜面台に載せることができました。
採譜しただけだと進化に繋げられないので、ここから、コードやコード進行に紐づけてフレーズを取り込んだり、モチーフや間合いのヒントを貰ったりします。フムフムと考えながら取り込んでいく時間が重要なんですよね。
哀しいことに、年々、記憶力が落ちているので、入れては忘れての繰り返し。書き込んだり、消したりしているうちに紙が破けてしまうことも。終いには、頂いたエッセンスを活かして、自分のアドリブを録ってみると、なんとも思い通りに弾けない自分に呆れたりして。地道で道のり遠いけど、楽しい作業です。
そんなことで、今回はツナギの記事でした。お付き合いありがとうございます。
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いつも楽しくて興味深い記事をありがとうございます♪
今回も実用的な話題ですね!
実は初めて有名ジャズシンガーとのDuoで共演した時に、A4が8枚と言う譜面を渡された記憶があります。
どうやらBig Band用のスコアのメロディ部分だったようです。
なので、そのまま1枚ずつ進めば、戻ることなくFineとなるのです。でも冷や汗ものでした。
次回のオファーも頂いたので、リピートやカッコ、D.Sやらコーダを使うと2枚にまとまりました。
コメントありがとうございます。8枚とは凄いですね。セッションならともかく、ライブ現場は流石に痺れます。笑