どうでもいいことを思いつくと嬉しくなります。寄り道病です。
「イパネマの娘」Bセクションにアドリブを乗せた際に、セッションによって(=構成メンバーによって)、気持ち悪い響きとなる事が幾度かありました。何故だろうと解析してみたところ、Gb△7を、DbキーのⅣ△7と捉える見方と、半音上がってGbキーのⅠ△7と捉える見方があり、解釈の異なる伴奏者が「弾き過ぎ」ていると、テンションなどがぶつかって、生じる結果のように感じてます。
皆んな、どうしてるんだろう?と思い、Yahoo!知恵袋で聞いてみました。
■あらかじめ、ピアノとギターの人が打ち合わせをする
「『気持ち悪い響きとなる事』があるのは、バンドにギターとピアノのコード楽器が2つある時。特にボサノヴァは同じコード弾いてるのに気持ち悪いことが多いです。
まだ4ビートの場合だとピアノ、ギターそれぞれバッキングのスタイルを知ってるけど、ボザノヴァはピアノのバッキングの仕方が浸透してないとこがあってギターと同じように刻む、すると弾き過ぎてぶつかる音ができて気持ち悪いんですよ。
これを避けるためにはあらかじめピアノとギターの人が打ち合わせをすること。「イパネマの娘」Bセクションはピアノはそんなに弾かない方がいいんですよね。」
■次のB7 で一気に緊迫した感じを出したいのでGb
「Gb とみるか Db とみるかは、メロディーの中で「ド♭」を使う場合と「ド♮」を使う場合で、どちらが自然と感じるかの違い。
ボサの場合はアナライズより感覚的に判断するのがベターと考えます。
個人的には「ド♮」を使うと少し緊張感が出てしまうので避けたいところ。次の B7 で一気に緊迫した感じを出すのが好みです。」
■アドリブが色々演り出したら、伴奏の音数を減らす
「イオニアンよりリディアンが無難のことがある気もします。アドリブが色々演り出したら、伴奏の音数を減らしますかね、ぶつかるし。
曲のフォーマットは、コードの137が屋台骨であって、これにソロで加わる色んな音がアンサンブル全体の和声であり、テンションでもあると捉えたいですね。当然、周りを確り聴いて、137以外の音を使ってインタープレイの領域を目指したいんですけどね。」
■自分で#11を多用、伴奏者にメッセージを送る
「どちらで捉えるのもありと思います。ピアノやギターの人がどういう伴奏をするタイプかを聴き分けてその場その場で対応することが求められると思います。あるいは自分で#11を多用して伴奏者に着いてきて欲しいというメッセージを送るというのもありです。こちらのほうが本来あるべきやり方かも知れません。
私はキーD♭のサブドミナント始まりと捉えるのが好きです。サブドミナントとサブドミナントマイナーを繰り返しながら転調してゆくと捉えると分かりよいですし、#11の響きが好きというのもあります。」
■謝辞
皆さん、ありがとうございます。とても参考になりましたし、再認識することができました。まだ数日コメントを書き込めますので、被せコメントや異論反論ありましたら、是非、Yahoo!知恵袋まで、お寄せください。
Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12214602967#a519640719