ギターは「置く」より「吊る」方がネックの反りを防止するためには効果的らしいこと、またケースに仕舞わず、常に出しておくことで、弾く頻度を少しでも上げたい、という2つの理由から、私はギターを吊って保管するようにしています。
ところが実際のところ、使い勝手の良い場所(部屋)には、ギター を何台も並べて掛けられる広い壁なんてないという方、いらっしゃいませんか?
特に私の場合、所有ギターを商品や工芸作品としてギター を他人に見せる理由もなく、機能性や安全性を優先したい訳です。
ということで、スペース的な事情で、吊りたいけど吊れていない方のために、今回は、大橋産業という、
譜面台や楽器スタンドを専門とするメーカーのギターハンガー、ギタースタンドをご紹介します。
http://www.o-hashi.jp/
大橋産業さんは、本当に素晴らしい商品をつくっているのですが、ブランディングが控えめなので、
ご存知ない方も多いかもしれません。使っているけど知らなかった、ということもありそうです。
そしてオススメするギターハンガーがこれ。
【SPEC】OHASHI ( オオハシ ) / GH-240
ホルダー部分付け替え左右 に方向変更出来る。
・アーム部:鉄板・角パイプ、黒色塗装
・方向調節部:黒色樹脂、緩み止め付きネジ使用
・ホルダー部:金属製、クロームメッキ、黒色塗装、シリコンチューブ保護材
・重量:0.29kg
・価格:¥1,738(Sound House,2018/10/14)
特徴が2つあります。
■ホルダー部が長く、角度を変えられるため、ボディ幅を確保することが出来、ギターを横向きに(洋服ハンガーのように)並べて掛けることができる。
■ギターホルダー部がシリコンチューブ素材で出来ており、経年劣化による溶け出し等がなく、ギターのネックを汚しにくい。
前後に複層的に壁掛けしている方は散見されますが、この使い方では、手前のギターを外して後のギターを取る必要があり、ちょっと面倒な訳です。
私は2007年に、このホルダーを3つ購入し、10年以上にわたり、現在も使用していますが、あの東日本大震災の揺れ(@横浜)にも耐え、またネックを汚すことなく活躍して守ってくれています。
メーカーの方に要望をお伝えするとしたら、落下事故防止対策でしょうか。万が一、なんらかの原因でアームが壁から外れてしまった時に床まで落下しないための安全ワイヤーのようなもの? いまだかつて、私自身は落下事故にあったことありませんが、他社メーカーも含めて壁掛けハンガーに共通する不安解消のため、保険対策グッズを検討して欲しいところです(音楽スタジオとか、ニーズありそう)。
余談ながら、大橋産業さんには「吊る」スタンドもあります。ギタースタンドオタクの私は買ってしまいましたが、練習中に使うレベルであれば「吊る」必要もないと思うので、常にギター を出しておきたい部屋に、吊るための壁が確保できない人のための商品かな。
【SPEC】OHASHI ( オオハシ ) / G450N
オールマイティ・タイプ ギターネック変形でも垂直に安定よく収まります。
・ホルダー部:亜鉛ダイカスト、黒色塗装、鉄アーム棒、クロームメッキ、シリコンチューブ保護材
・支柱:鉄パイプ、(上部)径15.9mmクロームメッキ、(下部)径19.1mmクロームメッキ
・脚部:鉄平線、(折りたたみ)クロームメッキ
・重量:1.8kg
・価格:¥4,830(Sound House 2018/10/14)
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One comment to “ギターを横向きに吊る”
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