ZOOM「MS-50G」という、ペダル(エフェクター)をご存知でしょうか。1台でマルチエフェクターの機能をもちます。
https://www.zoom.co.jp/ja/products/multistomp/zoom-ms-50g-multistomp-guitar-pedal
ZOOM MULTI STOMP マルチエフェクター MS-50G
普段のジャズセッションでは、ペダルを使わず、フルアコをアンプに直結していますが、仲間うちのセッションやファンク系のバンドなどで、ちょっと空間系の効果を加えたいときなどに重宝しています。アンプのシミュレーターや飛び道具的な効果も盛り沢山です。
凄いのは革命に近いコスパ。100種のエフェクトから最大6種類まで、自由に組み合わせて同時使用が可能。で、お値段が¥7,754-(税込、amazon、20180901)と驚異的。多くのプロも使用しています。初心者でペダルに迷っている方には、好みの歪み系ペダル1個と、このMS-50Gの2個持ちを勧めています。
◼️MS-50Gの弱点
で、MS-50G自体のレビューは記事も沢山ありますし、詳しい方にお任せするとして、ここでは寄り道ノートらしく「MS-50Gの改造」について、ご紹介したいと思います。
MS-50Gにはフットスイッチが1個しかありません。中央のフットスイッチの四方にあるカーソルキーや上部についているパラメーターノブを駆使しての「手操作」が基本になります。ゆえにステージを想定したときに「フットスイッチングできない」というのがMS-50Gの最大の弱点でした。
◼️達人の改造例
私の師匠もこのMSシリーズを使っていましたが、蝶番の金具を手作りで取り付け、左右のカーソルキーを足で踏めるように改造して、ネットでかなり注目を集めていました(部品材料費 ¥1,000未満)。
◼️余裕がないギタリストの改造
そして、師匠と違って、ステージ上で全く余裕がない私は、足元の自信がなくとも安心して操作できるフットスイッチを増設することにしました。
余談ながら、このMS-50GにはUSB端子があり、内部制御はmidiでおこなわれているので、いづれ専用のmidiコントローラが発売されるものと予測されます。
海外にはmidiコントローラを自作している猛者もいましたが、調べた限り国内での調達は難しそうでした。あんまり高くて複雑になってくると、このMS-50Gを選ぶ意味も薄くなってくるのですが。
何軒かメールでヤリトリをし、仕上がりと費用を鑑みて工房を決定。工房の方とご相談する中で、MS50-Gの中にプログラムを書き込んだチップを入れ込んで、より高度な設定を足元で出来るようにした改造もご提案いただいたのですが、ステージ上のフットワークに自信のない私は、より簡単な操作、「カーソルキー左右の操作」のみに絞りました。
◼️改造後
完成がコチラです。
私はステレオアウトを使わないので、片方のジャックを潰して、スイッチボックスとMS-50Gを繋ぎます。
ボードに組み込むと、こんな感じ。
ちなみに、スイッチボックスを含む加工費で、もう1個MS-50Gが買えます。ご判断分かれるところかと思いますが、機能的には大満足、オススメです。
◼️(追記)工房ご紹介
工房の方から、連絡先公開の承諾をいただきました。ご興味ある方は是非アクセスしてみてください。
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