教則本 棚卸vol.14 野村大輔さん基礎本

今年は年賀状に、なかなか着手できませんでした。昨日、ようやく投函でき、ホッと一息です。しかし、これだけリモートでのヤリトリが標準になってくると、仕事関係での紙の年賀状は、確実に先細っていきそう。

他にも年末は何かと用事があって、ギター時間の確保も、ままならない日が続いています。

■久しぶりに基礎力強化本

久しぶりに初心に返って、ジャズギターの基礎力強化本を棚卸しておきます。

「あっという間にジャズギターが弾けちゃった!」
〜 現役プロ・ギタリストが教える弾けちゃう28のコツ 〜
著者:野村大輔
発行 : シンコーミュージック、2004/01/06
仕様:83ページ、付録CD付
価格:¥1,800+税

野村大輔さんは、多くの教則本を出されている方。ジャンルも手広く手掛けているので、深過ぎず、分かりやすい実戦的な本になっています。

(参考)野村大輔さんHP
https://d-nomura.com/index.html

■目次
(1)CHORD ①
 1)JAZZによくあるコード・チェック
   ・メジャー・コード/マイナー・コード
   ・7th/△7th(メジャー7th)
   ・9th/add9
   ・13th
   ・コードに付く( )の謎
 2)様々なタイプの弾き方
   ・ピック弾き
   ・指弾き
   ・ピック+指弾き
 3)コード省略の仕方
   ・余計な音は省略してしまおう!
 4)ウォーキング・ベースの作り方
   ・作り方
 5)ウォーキング・ベース+コード

(2)CHORD ②
 1)美味しいコードの押さえ方
   ・コードを展開させるパターン
   ・テンションを加えるパターン
   ・実際のプレイ
   ・美味しいコードまとめ
 2)滑らかなコードアレンジ
   ・ロック風
   ・ジャズ風
   ・まとめ
 3)ディミニッシュを巧く使う
   ・構成音
   ・実際に使ってみよう
   ・まとめ

(3)CHORD TRAINING

(4)SOLO ①
 1)オクターブ奏法
   ・オクターブ・ポジション確認
   ・押さえ方
   ・メロディーを弾いてみよう
 2)コード・トーンの把握
   ・コードをバラしてみよう
   ・実際に繋げて弾く
   ・まとめ
 3)コード・トーン+テンション
   ・9thを加える
   ・11thを加える
   ・13thを加える
   ・どんな難しいコードも一発解消!

(5)SOLO ②
 1)行き先の音を決める
   ・ゴール・ノートのイメージ
   ・ゴール・ノートの決め方
   ・更に滑らかに繋げる
 2)スライドを多用した奏法
   ・コードの変わり目にスライドを使う
 3)オルタードテンションを使う
   ・「~7コード」で有効!

(6)SOLO TRAINING

■所感
・編集者に強いられたのだと思いますが、タイトルが大胆すぎます。「あっという間に弾けちゃう」訳がない。最近、こういったタイトル本は少ないので、時代なのかな。

・ウォーキングベースに7ページを割いている。ベース音の動きを意識することは大切。復習しておきます。

・「ソロ」ページのトップが「オクターブ奏法」。メロディを弾き込むことの大切さには共感しますが、オクターブ奏法はハードル高いかも(私だけ?)。

・「ソロ」解説の流れが、コードトーンの把握から入って、テンションや接続へと拡張された流れになっているのは良いですね。アドリブというと、とかく難しく考えがち。やっぱりコードトーンを軸に、カッコ良く紡いでいくことが基本ですよね。

・基礎本ながら、自分でコードを作るヒントが紹介されている。コードと度数の関係を、指板上で把握していくと、後々楽になります。

■最後に(編集者から)

基礎本を読み返すと、著者が誰であれ、大小のヒントが見つかります。時々、基礎に立ち返って足腰を鍛えておくことは、実戦においても大切なことと思います。

私的には、ちょーど早々にクリアしたい基礎力がらみの課題がありまして。やるべきことが見えているだけに、練習に集中できないのがモドカシイ気分。あと数日の年末年始の休日、有効に使いたいと思います。

この記事をもって、今年の記事納めとします。本年中はお世話になりました。皆さま、良い年をお迎えください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です