4月7日に緊急事態宣言が出されて、2週間ほど経ちました。新たな感染者数の増加が横這いとなり、かろうじて感染爆発を防ぐことができている状態。宣言前は1ヶ月以上に渡り、実質的に野放しの状態だったので、勝負はこれから。有効な治療方法やワクチンが見出されるまでは、Stay Home生活も長期戦を強いられそうです。
■ iRigブランド10周年
在宅生活で出来た隙間時間にWEB徘徊していたら、今年、IK Multimedia「iRig」ブランドが10周年を迎えていることを知りました。初代iRigとその対応アプリAmpliTubeのiOS版が発売されたのが2010年。デビューから、もう10年も経つんですね。
初代iRigは、見た目、オモチャのような形状です。独自の電源も不要。ところがiRigを介すだけで、携帯電話やタブレットがアンプ代わりとなって、それっぽく鳴ってくれる。それまでDTMに漂っていたマニアックなイメージを、大きく塗り替える発明となりました。
その後、パソコンやタブレットの処理能力や容量が進歩。ギターをデジタルで取り込んでのDAW(Digital Audio Workstation)を活用した作編曲も普及。Kemperに代表されるプロファイリングやシミュレーターを使うギタリストも増えました。
■勿体無い買い物
私も初代iRigやiRigPro、箱タイプのsteinbergインターフェイス、MAC用のDAWソフト(CUBASE)などを買ったのですが、お恥ずかしながら使いこなせませんでした。
フルアコの場合、自宅だと生音で足りてしまいます。またストラト× ペダルボード×リアルアンプに関しても、インターフェイスを介しての環境が代替してくれるものでもありません。
DAWを活用した作編曲を試みた時期もありましたが、使いこなすには、それなりに膨大なツール習得のための時間と努力が必要なことが分かり、断念をしました。
唯一、活用しているのは、iRigProを介して、iPadで「伴奏」を録音するくらい。それも、ルーパーペダルやアンプをセットするより楽だから、という横着な理由になります。
鍵盤も弾きこなせる両刀使いの方なら、DAWの活用で表現が格段に拡がりそう。私の場合は、ギター道を楽しくための道具程度に留めておくのが身分相応です。伴奏録音だけでも充分に楽しく、買ってしまった品々の無駄遣いは否めませんが、寄り道の一環ということで良しとしましょう。
■使わないのに買っちゃう?
そんなことで、ハイスペックなアンプシミュレーションアプリ(Amplitube、BIAS FX/AMP など)も、ダウンロードするだけで使っていませんでした。
そんな時、iRigおよびAmplitubeの開発販売元であるIK Multimediaから、ブランド10周年の報告と併せて、キャンペーンの知らせが届きました。
デジタル環境のことを調べていたタイミングだったこともあり、改めてAmplitubeを覗いてみたら、リハスタ定番アンプ2種を発見。
・1986 Roland JC-120 (プラグインJazz Amp 120 CFH)
・1965 Twin Reverb(プラグイン65 Twin Reverb)
そして、上記2アンプが、それぞれ半額のディスカウント(4/30まで)。
・JC-120:Dimebag Darrell CFH Collection ¥3,060 → ¥1,600
・Twin Reverb:Fender Collection¥2,440 → ¥1,220
https://www.ikmultimedia.com/news/?item_id=9313
結局、衝動買いです。買う前から、普段使いをしないことが分かっていました。一瞬の迷いはあったのですが、まんまとIK Multimediaの術中にはまった感じ。それでも上記JC-120とTwin Reverbを含む7つのアンプと11個のエフェクターが入って¥3,000未満で買えちゃうところが、アンプシミュレーターの凄いところです。
■試奏してみます(遊んでみます)
フロントパネル、ツマミの様子はこんな感じ。そそられません?
おぉー、JCの音がする。コッチはTwin Reverbの音がする。散々、お世話になってきたので懐かしい感じ。ツマミの効き具合も、うまく再現されています。
リハスタ定番アンプのシミュレーション。その場限りの数時間の遊びに¥3,000は高い気もしますが、お世話になってきたiRigさん10周年のご祝儀と思うと安い買い物です。
■試奏を終えて
アンプをイジるというより、アプリをイジる楽しさが味わえました。言い換えると、ギターを弾くことより、iPadで遊ぶことが主眼な感じ。
リアルなアンプを購入する際に、YouTubeとの併用で、操作性など確認するツールとしてならニーズも拡がるかも?またジャズギター向きとされる、マニアックなアンプ達がビルトインされたら、誘惑に負けちゃいそうです。
今回はそんなところで終了。時には、寄り道的な買い物によるストレス発散も有効かと思います。くれぐれも在宅ストレスで、余計なネット購入を犯さないよう、お互いに留意しましょう。