ガットギターvol.2 演奏家には釣り名人が多い

新型コロナウイルスの感染が拡がっています。ジャズのライブやセッションも、軒並み、延期や中止に。暫く厳しい対応を強いられそうです。

早くライブやセッションが、以前のように開かれることを切に願います。また、コレを機会に、有料インターネット視聴の仕組みが整っていくと良いですね。生鑑賞には敵わないけれど、小屋まで行けない時に、お風呂や電車でも観れたら魅力的。

収録素材は事後販売も出来る。課金の仕組みに多少の投資は要るけれど、収録自体はさほど費用も掛からない。小屋と演奏家のお小遣いくらいにはならないかなあ。事業企画考えたら、皆さん賛同してくれます?

さて、そろそろ今回の話題に移ります。

ジャズギタリストとルアー・アングラー(釣り人)には、お医者さんが多いそうです。どちらもデータの克服が成果に繋がるので、相関関係があっても不思議じゃない。

そんなことで、今回のテーマは「釣り名人」です。

古い友人に、ガットギターを弾くカワチュウ(本名は川中くん)というナイスガイがいます。その彼が強く薦めてくれたのが「釣名人」でした。

アロンアルフア 釣名人
http://www.aronalpha.com/product_search/soft/
用途:釣り糸の結び目補強、うき・ルアーの製作・補修、釣竿の補修 など
容量:2g
定価:486円(税込)
ボンド アロンアルフア EXTRA 速攻多用途 2g 04612

ガットギターを弾くために、右手の爪を伸ばしてる方、多いと思います。爪の表面に、この「釣名人」を何度か塗り重ねて、爪の摩耗や割れを防ぎます。カワチュウは、散々、他のものも試した末に辿り着いたベストチョイスだと言ってます。

私はフルアコもガットギターも、ピックと指を併用していて、伴奏時には、ピックを手の中に収納し、指だけで弾きます。重要なことなので、もっと指弾きのことを探求しなければならないのですが、意識も手も回っていません。それどころか爪を伸ばすと、パソコンのタイピング時にカチカチ鳴って叩きづらく仕事に支障があるため、深爪までしてます。

薦められてアロンアルフア ・釣名人も買ったまま、眠らせているような残念ぶりなので、今回は、川中名人に登場してもらい、解説を頂きます。

カワチュウ

「釣り名人は私もネットで見つけたのです。ガットギターの弾き方ででラスゲ(ラスゲアード奏法)をかじるようになって、へたくそも相まって爪がボロボロになり始め、また、もともと爪が薄いところもあって何とか補強したいとおもって、爪、補強、とかでググってみたところクラッシクギタリストご用達の『あの緑のやつ』にたどり着きました。沖仁も愛用、海外ギタリストが来日した際もまとめ買いして帰るとか。アマゾンのレビューは釣り人よりギタリストのほうが多いのも笑えます。」

(注)ラスゲアード奏法:かき鳴らす形のフラメンコギターならではの奏法。爪が弦に当たる固い音を効果的に活用する。

「いいところは、粘度が低くて塗り伸ばしやすく、早く乾くところでしょうか。乾いた硬さもしっかりあって音もきれいに出るようです。高粘度タイプは乾きも遅いし、すこし柔い。柔さはそのまま音にでますし。特にラスゲは爪の背面ではじくのでよくわかります。」

「本番で爪トラブルがあってもすぐに対応できるのはいいですね。そのまま塗るだけで薄く広がり早く乾きます。足らないときは重ね塗り。硬すぎで割れることもあるのですが、ティッシュ薄い1枚分だけ爪の大きさに切って合わせてアロンで染み込ませつつ固めるとほぼ爪と同じ硬さになって最適な補強爪になります。」

(参考記事)
https://pinebridge.at.webry.info/201207/article_5.html

「ネイルサロンでアクリルネイルとか試したこともありますが、下地処理でどうしても爪の表面を削るので、繰り返すとどんどん爪そのものが薄くなって続けられません。アリアのギタリスト用付け爪(プラスチックを両面で張る)はかなりいいのですが、ラスゲすると引っかかる。。。とかいろいろ試してたどり着きました。」

「ちなみに最近はグラスネイルが硬く即固まるので、とても良いので使ってるのですが、コスパ悪く、パウダーと接着材と硬化剤の3薬つかうので面倒だったり。」

「釣りとギターで全く関係ないところも話のネタ的にもおもしろい。ちなみに、ガットギターの弦はクレハ製クロロカーボン素材の釣り糸だったりもしてまた面白い。」

■謝辞

カワチュウ、ありがとう!

ガットギタリストならではの探求、流石です。爪の作り方で、出音もガラリと変わるので、いやホント、勉強になりました。

今回、アドバイスしてくれたカワチュウは演奏ユニット「川中家」のギタリスト 。是非、皆さんチェックしてみてください。

川中家 https://www.facebook.com/kawanakaya/


川中紀子(歌)、川中博之(ギター)、森田育宏(打楽器)の3人によるユニット。ジャズからポップスまで、独特の雰囲気ある演奏にファンも多い。

■最後に

私の会社はリモート勤務体制が1ケ月を超えました。リモート勤務になって夜の時間が有効に使えたり、週末のスタジオが予約しやすくなったりといった変化もあります。「仕事が忙しい時の方が練習する」というセオリーもありますが、折角なので有効に時間を使わないとね。

いまは抗ウイルス薬やワクチンの目処が立つまでの時間稼ぎの期間と聞きます。一刻も早く、社会も経済も、日常を取り戻して欲しい。家庭や会社が危機に陥いっては、安心してギターも寄り道も出来ません。ガンバレ人類。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です