故宮博物院でピックケース vol.16

フルアコやセミアコの多くは、f型のサウンドホールが開けられています。一方、多くのガットギターのサウンドホールは丸型です。そして、この丸型サウンドホールに透かし彫りを入れたガットギターをたまに見かけます。

こちらは宮野弘紀さん所有の本間廣明さん作のガットギター。メインホールとは別に、ネック寄りに、小さなホールが開けられていて、透かし彫りが施されています。

◼️透かし彫りと故宮博物院

北京および台北の故宮博物院には、多くの透かし彫りが生かされた美術作品が収蔵されています。北京の故宮博物院に行ったのは学生時代、それから何十年か経った今年、台北の故宮博物院に行くことが出来ました。台北の故宮博物院は、北京のそれと比較してスケール的にはコンパクトですが、収蔵作品の見応えは充分です。

◼️透かし彫り?ピックケース

そんな台北の故宮博物院にてピックケースを入手しました。

商 品:卍字紋置物盒(卍模様の収納ボックス)
販売元:國立故宮博物院故宮文物藝術發展基金
   (国立故宮博物院 遺産および芸術開発基金)
発 売:故宮博物院内ミュージアムショップ
価 格:台湾220ドル(日本円で約1,030円〜1,080円)

商品のパッケージには次のような記載があります。「このアイテムのデザインは、国立故宮博物院所蔵 の『黄振効作 清代象牙透かし彫り四角箱』(下記写真)に着想を得ています。原品に見られる卍(仏教の象徴)の連なった模様を、アルミ製の丸い容器にレーザー彫刻で施した透かし彫りのデザインに取り入れました。このアイテムは、原品の象徴性と機能性の両方に敬意を表してい ます。」

黄振効(Huang Zhenxiao、1736-1795)は、清を代表する宮廷牙匠。著作権的に写真掲載ができませんが、目を見張る多数の作品が残されています。

◼️最後に(編集者から)

久しぶりのピックケース連載でした。商品パッケージに「透かし彫りをモチーフにした」的な記載があったので、ちょっぴり期待していたのですが、残念なことにアルミ缶に貼り付けられていて、中までは透けていませんでした。

とは言え、なかなかデザイン的には素敵な一品かと思うので、もし台湾の故宮博物院に行かれる方がいらっしゃいましたら、ミュージアムショップを覗いてみてください。ではでは。

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