小ネタ記事。
フルアコやセミアコの多くには、浮揚型のピックガード(フィンガーレスト)が付いています。ピックの握り方によって、その使い方も微妙に違う。私は、小指をピックガードに付けてピッキングするので、ピックガードへの依存度が高いです。
ピックガードに関して、長年の謎があります。ギターを弾き込んでいるうちに、何故か記憶もないのに、ピックガードに、沢山のこすり傷が付いてしまうのです。それらの傷も味と言えば味ですし、知らない間についてる感じなので、これまでは放置してきました。
そして最近、セミアコを買いました。購入から3ケ月が経ち、出荷時のピックガードの保護フィルムに気泡が入ってきて、流石に剥がさざるをえない状態に。そして、保護フィルムを剥がせば、無意識のうちにピックガードを傷だらけにしてしまうことが予想されました。
◼️黒本解析をしているうちに思いつく
昨晩、黒本を使った練習で、曲の目印用にマスキングテープを使っていて、これはピックガード傷だらけ防止対策に使えるかも?と思いつきました。他で見掛けないことを試しにやってみるのが寄り道らしさです。
ネットで検索してみると、案の定、幅広のマスキングテープが巷で売られている様子。早速、本日、食料品の買い出しのついでに、100円ショップのセリアに立ち寄り、幅広のマスキングテープを買ってきました。
マスキングテープ
Serena(100円ショップ)、幅5cm×長さ4m、価格¥110(税込)
ダイソーやキャンドゥにも、同じようなマスキングテープがあるようです。
■より大判のリメイクシートもあるけれど
セミアコのピックガードは10cm×18cmくらいの大きさがあります。汎用のマスキングテープは最大5cm幅しかないため、張り合わせなくてはいけません。ネットで探せば、もっと幅広いマスキングテープが売られているのかもしれませんが、100均で簡単に済ませられたら便利です。
ダイソー/セリア/キャンドゥには、より大判で、よりデザインも豊富な「リメイクシート」(¥330程度)が売られています。こちらは、マスキング目的ではなく、模様替えのためのシートなので、27cm×90cmや45cm×90cmと大きい。まさにテープではなくシートですね。そして大きさとしては、あらゆるピックガードがスッポリ入るサイズです。
ただ、このリメイクシートは、マスキングテープと違い、いったん貼ると剥がさない(剥がせない)仕様の商品となっています。貼り直しや綺麗に剥がすことが難しいことが、メリットでありデメリットにもなりそう(どなたか試された方がいらっしゃいましたら情報提供お願いします)。
■ピックガードが黒一色である必要はない
フルアコ・セミアコのピックガードは、黒一色が多いです。
その点、マスキングテープはデザインが豊富です。100均は客層の期待に応え、家庭工作・手芸に使うツールを充実させてるんですよね。煉瓦デザインや木質デザイン、石板デザインなど、好みのマスキングテープを使って、ギターに傷を付けることなく、気分で色々と替えることが可能です。
そして私は、あまり迷わず、冒険のない黒一色のマスキングテープを買いました。
■貼ってみた
貼ってみた後の写真です。縦に2枚を張り合わせてあるのですが、写真でも肉眼でも、殆ど判別がつきません。客席からだと、まず気づかれることはないでしょう。
貼り直しができることがマスキングテープの最大メリットです。貼るときは、切り取らずテープのままピックガードに貼り、ピックガードの縁に沿って、爪でテープに跡をつけ、いったん剥がしてハサミで切り取ります。
写真で判るように、縁の処理が雑になってしまいました。丁寧な方が加工すれば、見た目全く分からない状態に仕上げることが可能です。テープは4mあるので、根性ある方は¥100の材料費で20回、やり直すことも可能です。
黒色がちょっとマットだったので、プラスチックのテカテカ素材から、微妙ながら印象も変わった感じ。こだわってみたい方は、幾つかデザインの異なるマスキングテープを買ってきて、模様替えを楽しむこともできますね。
■終わりに
超小ネタ記事は以上です。100均まで出掛ける手間はありますが、切り貼り作業としては5分くらいのもの。冬休みの夜遊びに如何でしょうか。
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