教則本 棚卸 vol.8 アルク出版 歌詞本

世の中的には4連休ですが、如何お過ごしでしょうか。私は、昨日、5ケ月ぶりにセッションに参加してきました。「事前予約制、交代なし(=出っ放し)、マスク着用」といった、お店の細かな配慮により、安心して演奏することができました。

しかし、コロナ感染者数も日々記録更新している状況ゆえ、油断は禁物。天気もグツついており、連休ながら遠出するには気が引けます。こんな時は、あの手この手と趣向を凝らし、ヤル気を維持して、ジャズとギターに向き合う時間を増やしたいものです。

与太話ですが、私のジャズ志向は偏ってまして、何百枚かあるCDも、また聴きに行くライブも、基本は「ギターが入っている」が基準。なのでギター抜き音源を聴くことは稀なのですが、たまに寄り道したりもします。

■ギター以外の音源に寄り道するとき

1)「間(ま)」を大切にするピアノ(ソロアルバム)やオルガン

鍵盤弾きは、とにかく音数が多すぎる方が多く、当たりの演奏家が少ない印象ですが、中に「間(ま)」を大切にした、私好みのピアニストがいらっしゃいます。トリオ以上の編成になると、同じ方とは思えないくらい音数が増える演奏家もいたりするので、アルバムによっても当たり外れがあります。オルガンも好き。鍵盤音源は、もっともっと開拓したいですね。

2)演奏したい曲があって、名演を探すとき。

名曲なんだけれども、ギタリストの偉人・名人の音源に、シックリくるものが無い、なんて事ありません? そんな時、私はYouTubeやAmazonMusicでギター以外の音源を漁ります。

中にはボーカル主役の音源が最もカッコ良く感じられる楽曲もあります。そもそもボーカル向きに作られた楽曲ということなのかもしれません。そんな楽曲は、作曲者の意図を汲んで、「歌」に期待された何かを、ギターで表現できたらなーと思います。

■同じセッションでも、リードパートが入ると別モノ

ボーカルや複数の管楽器が入ると、セッションも違った面白さがあります。同じフロントでも、鍵盤やギターは、ボーカルや管楽器の存在感には敵いません。

楽器を演奏しないフツーのお客さまには、ボーカルや管楽器が不在の編成ライブは、退屈に感じるもの。ライブの場合は、ボーカルや管楽器がいてくれたほうが盛り上がる。また個人的には「伴奏」も深みがあって面白い。

ただ、ボーカルの入った編成は緊張します。配られた譜面に#が複数付いていたりすると、ウゲーってなります。そんな時はもうコード進行しか見てません(笑)。またワザとらしい歌い回しのボーカルだったりすると、違った意味でウゲーとなります(普通に歌ってほしい)。

■ボーカル入りの時は…

どーでも良い前置きはこのくらいにして、今回のテーマは「歌詞」です。

器楽だけでセッションをしている時は、正直、歌詞はどーでも良い。メロディを楽しく、美しく、カッコよく表現することに注力したいだけ。

でも、ボーカルが入ってくると、歌詞に込められた気分くらいは汲み取っておいたほうが良いのかも?と思ったりします。そんなことで、今回は歌詞をテーマにした教則本のご紹介です。

「英語で歌おう!スタンダード・ジャズ 」
著者:里井久輝さん
20.8 x 14.8cm、143ページ、CD(2枚)付き
出版: アルク (2013/3/14)、¥2,000(税別)

NHK Eテレで放送された「3か月トピック英会話、歌って発音マスター!―魅惑のスタンダード・ジャズ編」を書籍化したものだそうです。

■掲載・収録曲

・My Funny Valentine
・The Shadow of Your Smile
・Sentimental Journey
・Fly Me to the Moon
・The Days of Wine and Roses
・Stardust
・This Masquerade
・Autumn Leaves
・Moon River
・When You Wish upon a Star
・The Christmas Song
・All the Things You Are

■意味を考えると、恥ずかしくて歌えない(?)

書籍を購入して読んでいただくと分かりますが、聞くのも恥ずかしい愛の言葉のオンパレード。どれだけロマンチストなんだ。オッサン・オバサンが演るには厳しくないか?

1)愛の告白系

「マイファニーバレンタイン」「フライミー」「酒バラ」「マスカレード」「ムーンリバー」「アポンナスター」「オール・ザ・シングス」

2)失恋・思い出系

「シャドウ・オブ・ユア・スマイル」「センチメンタル・ジャーニー」「スターダスト」「枯葉」

3)その他

「クリスマス・ソング」

■最後に

若い頃、通勤電車でPrinceを英語の学習教材にしていた時期がありましたが、英語の勉強が目的ならば、選択肢を誤ってましたね(笑)。

この本は発音を学ぶ本なので、英語特有のリズム、アクセント、音のつながりなどを、歌いながら習得することが出来ます。付属のCDも、アクやクセのない歌い方で、聴きやすい音源です。歌詞とともに丁寧な解釈が掲載されているので、英語学習に興味がない方でも、寄り道して読むには楽しい内容かと思います。

私の場合、崇拝するChuckBrown恩師が歌っていた「My Funny Valentine」「The Shadow of Your Smile」が掲載されているだけで、この本は即買いでした。ジャズスタンダードの歌詞や意訳を紹介するサイトも散見されますが、書籍+音源付きとなると、他で見掛けたことがありません。

なお、断るまでもないですが、この本を読んだからギターが上手くなる可能性はゼロに近いです(このブログではそんな記事しかありません)。ただ英語が使いこなせれば、回り回ってギターの進化に繋がるかもしれません。さらにボーカルセッションにおいて、チョッピリ、楽しさが増します。

では、皆さん、充実した休日を。

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