達人に聞くvol.1 森孝人さん

楽しく成長するためのコツを、達人な方々にお聞きする連載を始めます。第1弾は、私が行き詰まった時にお世話になっているMoriMusicTVの森孝人さんです。
http://www.morimusic.tv/

では森さん、宜しくお願いします。

◼️始められない時、集中できない時の切り札

これは難しいですね。僕もギリギリまでもたもたとしてて始められないことが多いです。英語ではprocrastinationというんですけど、よく聞く単語ですから夜の東西を問わず皆が思ってることなのかもしれませんね。

自分で効果があったのは、その取り組もうと思ってることに関する音楽を聴くこと(無理矢理もっていく方法)、外の空気を吸いにいくこと、寝ること、等(一旦気分転換する方法)ですかね。
人間、集中力ってそんなに長い時間もたないそうですからね。。。。
答えになってなくてスミマセン。。

◼️理論を実践に昇華させるには?

これはもうくり返すしかないですね。ただ、一々しっかり音を出して、音でも覚えることです。耳を鍛えるってことですけど。常に音楽を聴く時、テレビのCMの音楽聞く時とかでも、ソルフェージュします。

まず、コード進行。あ、1−4−5−5だなとか。度数でいいので。

その次に、細かいハーモニー。4はドミナント7でブルージーだな、とか。

ジャズ聴くときもそうですね。そのうちジャズの方がおきまりのパターンが多いので、どんどんわかってきます。そこまでいけば、かなり理論が染み付いて、自然にそういう風に感じられるようになってきます。

あとは、フレージングやメロディーですが、ビバップはかなりハーモニーを表現するフレーズが多いので、ハーモニーを理解していれば、そのフレーズも分り易いですし、歌い回しと一緒に理論的にも分析すると良いですね。

あと勿論、それらを指版の上で理解できないと弾けないので、そういう訓練も同時進行で必要です。ある程度までやると、急に霧が晴れるように自由度が上がるので、そこまで我慢する「忍耐」も必要です。

◼️いまの自分を乗り越えるコツ
これは、先ず「いまの自分」がどんな感じなのかをしっかり分析する必要がありますよね。方法としては、録音し、それを聴くことですね。できれば動画が良いと思います。自分の音、ノリ、フレージング、リズム感などがよくわかります。

周りの音を聴けてるか、なんていうのもその場では気付きにくいので録音/録画すると良いです。で、そこから対策を考えます。どうしたら、自分でもっと好きな感じになれるかというのを書き出します。なので、具体的な方法はその人その人で違うということになります。

◼️森孝人(たかひと)さん

ギタリスト。2008年よりLAに拠点を移して活動中。Eric Darius、Goapele、Michael Henderson、Joe、Miche’leなどのアーティストのレコーディング/ツアー/TV出演などに参加。2011年よりオンラインギターレッスンのサイト・MoriMusicTVを立ち上げる。猫、犬好き。

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◼️最後に(編集者から)
森孝人さん、お忙しいなかの取材ご協力、ありがとうございました。【ご案内】X(twitter)にて記事の新着をお知らせしています。https://x.com/jazzguitarnote/
One comment to “達人に聞くvol.1 森孝人さん”
  1. Pingback: 歌伴どうですか?❻森さんに聞く | ジャズギター寄り道ノート

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