ギターからアンプ直結で完結できたらスマートなのですが、ジャズ以外のジャンルから声掛けを頂いたりすると、そんな訳にもいかず、ペダル(エフェクター)が必要になってきます。
ペダルが1〜2個ならペダルボードを組む必要はない。しかし3個以上になってくると、バラバラに持ち込んで、その場で接続するのは避けるべき。お店開げるときも(現場に入って音を出せるまで)、お店終うときも(出番終わって撤収まで)、テキパキと済ませたいところ。また、慌ててパッチケーブルやDCケーブルを接続すると、トラブルの素です。
◼️マルチエフェクターは楽チンだが..
昔に比べてマルチエフェクターやアンプシミュレーターが急激に進化してきたので、楽チンするなら、ソレでイイじゃない?とも思います。ノイズや接続のトラブルも激減するし。ただ「寄り道」的な面白さが薄れてしまうので、ココでは「ペダルを並べて使うボード」という前提で、試行錯誤の経験談をご紹介したいと思います。
◼️スノコボードがひとつの完成形ではあるものの..
スノコ状(階層式)になっていて、パッチケーブルやDCケーブルを下に隠せるタイプのボードは、見た目も整然、スッキリしていて、ひとつの完成形だと思います。ただ値段も張る上に、何より大掛かりになりがち。
個人的には、できるだけ「手間やコストを掛けてないけど、機能的でコンパクト」が面白い。そんなことで、これまでアレコレ試行錯誤してきました。
◼️最も機能的でコンパクトなカタチとは。。
そして最初に辿り着いた形がコレです。
100均やホームセンターで材料を買ってきて自作した「ケースのないボード」。制作費は500円かかっていません。潔くないですか(自画自賛)。
私はペダルの底にベルクロ(マジックテープ)を貼るのが嫌いです(深い理由はなく、単に美しく無いから)。なので有孔ボードをあえて選び、有孔ボードの穴を活かして、結束バンドで固定しています。結束バンドなら単価も安いし、ペダルを組み替えるのも至って容易です。
◼️どうやって持ち運ぶ?
さて、ケースがなくて、どうやって持ち運ぶ?
「重くてデカイのはケース本体である」という盲点に気づき、ケースを使うのを止めました。100均ショップで仕入れた透明ケースに、有孔ボードごと収納します。大きいギターケースであれば、このままポケットに入ります。
◼️最後に(編集者から)
コンパクトisビューティフル。個々のペダルはあまりケチらない方が良いと思いますが、ボード自体は機能性や音づくりを損なわない前提で、チープな遊びがあると面白い。もしあなたが、ペダル2〜3個で完結できているなら「ケースのないボード」はオススメです。
(後日談)それなりに気に入っていたのですが、意に反してペダルが増えて収まり切らなくなり、この形は諦めてしまいました(苦笑)。
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