ZT ampという、カリフォルニアで生まれた、新しめのアンプのブランドがあります(2008~)。
ココで出しているLunch Box Jr.は、お弁当サイズの小さな躯体ながら、なかなかパワフルで太い音を出してくれる優秀なアンプです。
私は普段フルアコ を鳴らす時、直結でPhil Jones CABを使っているのですが、多少ブーストしたような音を出したい時に、Lunch Box Jr.は手軽で重宝します。またチョコっと集まってのセッションやリハに「ストラト+miniワウ+Lunch Box Jr.」の組み合わせ。見た目でも分かるサイズや軽さに加え、いい感じで音を太く豊かにしてくれるところが特徴かと。
■合わせて買っておきたいグッズ
購入を検討される方は、合わせて下記アイテムの購入もオススメです。
・Amazonベーシック スリングバッグ 7.7L 一眼レフ用 ブラック
(専用ケースはロゴがプリントされていたりしますが、コチラはカメラ用ケースで渋め)
・アイネックス AC電源ケーブル 極細L型タイプ ACP-15L-BK
(付属のコンセントケーブルは3Pなので2P変換プラグが必要になるのですが、このケーブルは2Pなので変換プラグが不要。コードも細いので、取り回しも楽チン)
いづれもネットで教えていただきましたが、とても重宝しています。
■歪ませないスイッチ増設
で、ココからが本題。
このLunchBoxはボリュームを上げていくと歪みが増します。ギターアンプとして正しい所作であるし、歪ませたいときはイイ感じなのですが、歪ませたくないときには使い勝手がちょっと悪い訳です。
で「大きな音を出したいけどあんまり歪んで欲しくないなあ」という貴方のために、回路に手を入れて歪みオフのスイッチを付けてくれる工房があります。
(写真の赤青シールはオンオフの目印用)
やってくれる工房は複数あるので比較検討してみてください。私は幾つか打診して、とある京都の工房にお願いしました。決して安いとは思いませんが(¥12,600)、丁寧な応対でした。
(追記)本記事の最下段に問い合わせ先を付記(2019/04/12)
■背面パネルに工夫満載
あと特筆事項として、背面パネルに注目です。
(1)
9V/12VのDC電源が付いている。つまりペダル(エフェクター)の電源をアダプター無しで確保できる。
(2)
Aux inputが付いていて、iPhoneやiPadを繋いで、メトロノームやiRealProなどのアプリを鳴らすことが可能。
(3)
ヘッドフォンアウトと共に、スピーカーのオンオフスイッチがある。普通、コンパクトサイズなアンプはフォンアウトを繋ぐとスピーカーから音が出なくなるが、コレはスピーカーを鳴らしながらフォンアウトを使うことができる。つまり特別のコネクターやインターフェイスを挟めば、優秀で安価なiPhoneチューナーアプリを繋ぐことも可能(=アンプとギターを直結することが可能)。
・クラスA/B50Wアウトプット(最大値)
・大出力カスタムスピーカー、完全密閉筐体
・超低レイテンシー基板設計
・ヴィンテージスタイルのサウンド
・100VAC電源に加え、DC12Vセンタープラス電源での動作に対応
・DC9VセンターマイナスOUT端子(最大500mA)
・Aux In端子、ヘッドフォン端子
・スピーカーミュートスイッチ
・Volume、Tone、Gainコントロール
・重量:約3.04kg
・サイズ:(H)145 x (W)195 x (D)125 mm
■(追記)工房 お問い合わせ
改造をしてくださった工房より連絡先公開OKの連絡がありました。ご興味ある方は問い合わせしてみてください(2019/04/12)。
■最後に(編集者から)
ということでZT amp LunchBox jr.改造+αのご紹介でした。
余談ながらPhilJones「CAB」と比較すると、ごくごく小さなサー音ノイズが乗ります。環境にも拠りますし、普段使っている分には全く気になりません。それを差し引いても素晴らしいアンプです。アコースティック用のアンプも出しているので、いつか試したいですね。
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